燃費とは?燃費が良い、悪いってどういうこと?
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こんにちは CARさっぽろです!
今回は「自動車の燃費」についてご紹介します。
自動車を運転する際「ガソリン」に関する知識は持っておきたいものです。
特に「燃費」についての知識があるかないかで、さらに快適なドライブも可能になります。
さっそく「燃費についてのマメ知識」を知ってもっとドライブを楽しんじゃいましょう!
「燃費」とは、1リットルのガソリンでどこまで走れるかの目安
「燃費」は1リットルのガソリンでどこまで走行できるかを表す基準値となり、車の性能や車種、車の使用方法によっても数値が変動します。
満タンにした車を走行距離0にした状態で走らせ、エンプティ状態になったときの走行距離をチェックします。そして1リットル単位の平均を取ります。単位は「km/L」です。
式にすると
(走行距離)÷(消費したガソリン(リットル))=燃費
です。
一般的に一リットルで長く走行できれば「燃費が良い」、反対に一リットルでそれほど走行できない場合は「燃費が悪い」と評価されます。
車種による燃費の目安は次の通りです。
・スポーツカーや配送用トラック:2~5km/L
・セダンタイプ(一般的な「普通車」)8~10km/L
・軽自動車やエコカー:15km/L
・ハイブリットカーなど燃費を意識した車種:20km/L~
最新のハイブリットカーでは燃費30km/Lを越えるものも発表されました。
自動車販売店でもらえるカタログや公式サイトの車両紹介ページには、その車両の標準的な燃費が記載されています。
ぜひ車両購入の際の目安にしましょう。
自分の車の「燃費」がカタログや友人の車両と違うのはなぜ!?
カタログやインターネットを見て購入を決めたのに、「実際に走行してみたら燃費の数値が違った!」という声をよく耳にします。
しかも、ほとんどの場合、標準値より燃費が低くなりがちです。
また、友人と同時期に同じ車を購入したとしても、燃費に差が出ることも珍しくありません。
「自分だけハズレの車両を買ったの!?」と焦る前に、一度ご自身の運転を見直してみましょう。
そもそも標準値はどのように算定されるのでしょうか。
燃費の標準値は国土交通省が定めた基準に基づき、測定器の上で一定の条件下のもとに連続走行させて算出します。国産車はすべて同じ基準で算出され、メーカーを越えて性能比較するのに役立ちます。
しかし、実際に走ってみると、短い距離を毎日運転する人や、信号の多い場所を走行する人、荷物を積載して営業車として使用する人、週末だけ中距離~長距離ドライブを趣味にしている人、といった「ユーザーの運転環境」が一律でないことがわかります。
この「ユーザーの運転環境」が実は燃費に大きく影響を与えるカギとなるのです。
燃費に影響を与える運転のポイントとは?
では、具体的にどのような運転を行うと、燃費に影響を与えやすいのでしょうか。
次の6つのポイントに注目してみましょう。
1)急発進・急加速
車は発進をするときや加速を行うときに多くのガソリンを必要とします。
スポーツカーなど、もともとの燃費標準値が低い車を運転するときこそ、急発進や急加速は避けたいものです。
ガソリンの消費だけでなく、エンジンなどの設備にも負荷がかかるので出来る限り急発進・急加速はやめましょう。
2)長時間のアイドリング
冬の北海道では走行前にアイドリングをするのが一般的です。
しかし、運転をしないままエンジンを温め、車内を暖かく保つことは外気との差があればあるほどガソリンを多く消費します。
長時間のアイドリングによりいざ走行しようとすると実際に走行できる距離が短い=燃費が悪くなります。
環境への影響も含め、アイドリングは必要最小限に抑えましょう。
3)信号の多いエリアや混雑した道の運転
発進するときにガソリンを多く使用するため、信号が多い場合は停車と発車を繰り返すことにより燃費が悪くなる傾向にあります。
逆に長距離運転をするとき、市街地を抜けると燃費がいいように感じるのは停車と発車が少なくなるためです。
4)荷物の過積載
運転手だけが乗車しているときと、定員ギリギリの人が乗車している時では、後者の方が走行に大きな力を要します。
トランクにキャンプ用品やオフシーズンのタイヤの積みっぱなしは避けましょう。
5)短距離運転
3と通じますが、短距離走行を繰り返すと停車と発車の間隔が短く、燃費が悪いと感じます。
健康のためにもごく近い場所への移動は徒歩や自転車を活用し、中距離以上は車で快適に移動する、といった使い分けを行うことが大切です。
6)エアコン、カーオーディオなどの使いすぎ
運転そのものに関する影響と比較するとそれほど大きな影響はないものの、長距離運転でエアコンを使用するのはやはり燃費に影響を及ぼします。
基本的に「環境にやさしい」「車にもやさしい」運転を心掛けると燃費は抑えられると覚えておきましょう。
燃費の標準値は車が製造された段階で決まっていますが、その標準値を最大限活かすには運転に対する知識や運転技術がカギとなります。
ぜひ一度ご自身の運転内容を見つめなおし、快適ドライブを楽しみませんか?