トップページ > CARさっぽろジャーナル > 中古車の選び方は軽自動車と普通車で違う?軽ならではのポイントを解説

中古車の選び方は軽自動車と普通車で違う?軽ならではのポイントを解説

  • 中古車選び

こんにちは、CARさっぽろです!

 

軽自動車は、運転のしやすさ・使い勝手の良さ・ランニングコストの安さという3拍子がそろっており、中古車として購入する際も魅力的な選択肢の一つです。

 

しかし、誰にとっても軽自動車がベストな選択肢とは限らないため、軽自動車の中古車を選ぶ際は普通車と違うポイントにも着目して、本当に軽自動車でよいのか十分に検討してから選ぶことが大切です。

 

用途によっては、軽自動車ではなく普通車を選んだ方が、後悔しないで済むケースもあります。

 

この記事では、中古車の中から軽自動車を選ぶ状況を想定して、軽ならではの選び方のポイントについて解説します。

 

 

中古車の選び方ポイント①|軽自動車の「値段の幅」に注目する

中古車は、総じて値段の幅が広い傾向にあり、その車の状態によって金額が変わってきます。

 

ボリュームゾーンとしては、概ね30~100万円ほどを想定することになるでしょう。

 

状態が良いものは高値で売られていますし、使い込んだ車は比較的安く購入できることが多いはずです。

 

ただし、値段が安いからといって必ずしも使い込まれているとは限らず、中には状態が良いのにお手頃価格で売られているものもあります。

 

よって、コストパフォーマンスを考えるのであれば、30万円台から徐々に価格帯を上げて軽自動車をチェックしていき、状態の良さそうな車を丁寧に探すことがポイントです。

 

「不人気車」が狙い目

安い価格帯で売られている軽自動車の中には、性能・コンディションの面で問題がないにもかかわらず、値段が安いものも少なくありません。

 

状態が良いのに値段が安く抑えられている理由の一つとして、その車が「不人気車」であるケースが考えられます。

 

不人気車とは、簡単にいうと中古車市場で需要が少ない車のことをいい、車種そのものは人気なのに色が奇抜なせいで安く売られているものもあります。

 

しかし、整備がきちんとされていて無事故車であれば、元気に走ってくれることが期待できます。

 

 

中古車の選び方ポイント②|軽自動車に「乗る理由」を明確にする

経済的な理由だけで考えれば、普通車ではなく軽自動車を選んだ方が、税金などの維持費が安くなります。

 

しかし、実際に中古車を選ぶ際は、実際に乗ってみて不満が生じないよう、軽自動車に「乗る理由」を明確にすることをおすすめします。

 

例えば、次のような理由について真剣に考え始めると、多くの人は本当に軽自動車でよいのかどうか悩むかもしれません。

 

いつ乗るのか 通勤などで毎日乗る予定なのか、それとも主に週末だけ利用するのか など
どこに行くのか 近場の移動だけで利用するのか、それとも旅行などで遠出する予定があるのか など
どこに行くのか 近場の移動だけで利用するのか、それとも旅行などで遠出する予定があるのか など
何人で乗るのか 基本的に一人で乗るのか、カップルもしくは家族で乗るのか など
駐車場のスペースは十分か 比較的小さな車しか駐車できないのか、ボディサイズが大きくても問題ないのか など
運転は得意か ボディが長くてもバック・縦列駐車はできるか、いつもバックが苦手でスーパーの駐車場では前から入って駐車しているのか など
車内で何かする予定はあるか 基本的に目的地まで運転するのに使用するドライブ中心なのか、キャンプや車中泊などに頻繁に使用する予定はあるのか など

 

いつ、どこに、何人で乗るのかについては、用途が比較的はっきりしていれば、軽自動車でも適した車種を選べば事足りるでしょう。

 

ところが、運転が苦手な人がSUVなど比較的大きなサイズの車に乗ると、軽自動車に乗る場合に比べて取り回しが難しくなり、駐停車に神経をすり減らしてしまうおそれがあります。

 

車中泊のように、十分な車内スペースが必要な場合は、ミニバンを選ばなければ窮屈かもしれません。

 

このように、なぜ軽自動車に乗るのか理由を掘り下げて考える意識を持つと、自分が軽自動車を選んで後悔しないかどうか判断するのに役立つはずです。

 

 

中古車の選び方ポイント③|軽自動車の「年式」と「走行距離」に注目する

一般的に、普通車は軽自動車よりも頑丈で長く乗られているイメージがあるかもしれませんが、実際のところ軽自動車に長く乗り続ける人は多く、軽自動車の平均使用年数は年々増えている状況です。

 

軽自動車検査協会が公表している、軽自動車の「平均使用年数推移表」によると、2023年における自家用車の平均使用年数は16.19年と、軽く10年を超えて乗られていることが分かります。

 

よって、年式が古い車であっても、元気に走ってくれる可能性は十分あります。

 

しかし、予算の範囲で少しでも良い車を選びたいと思ったら、トラブルのリスクを少しでも減らせるよう、年式はある程度新しいものを選びたいところです。

 

そこで、車選びに自信がない場合は、確保できる予算に応じて、次の3つの選択肢を検討しましょう。

 

3年落ち 比較的新しいモデルを探しやすいが、価格帯は高めに設定されていることが多い
5年落ち 残価クレジット完済後の車などが中古車市場に登場するタイミングのため、幅広い車種の中から選びやすい
7年落ち 軽自動車の平均使用年数を差し引いても、理論上はあと9年乗れる計算になり、コストパフォーマンスを第一に考える人向けの選択肢

 

なお、中古車において適性とされる走行距離は、1年につき10,000kmが一つの目安となります。

 

検討している車が、3年落ちなのに走行距離が60,000kmを超えていたり、逆に7年落ちなのに走行距離が5,000kmだったりする場合は、念のため販売店に事情を確認することをおすすめします。

 

 

まとめ

中古車の軽自動車選びは、普通車とは異なるポイントに注意が必要です。

 

良い車に出会うためには、価格帯を把握した上で、不人気車も含め状態の良い車を丁寧に探すことが重要です。

 

また、車を購入する目的によっては、必ずしも軽自動車が最適解とは限らないため、軽自動車に乗る理由を明確にしてから車を選びましょう。

 

年式と走行距離がアンバランスな車も、軽自動車選びでは避けた方が無難です。