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車の車種がよくわからない人必見!中古車選びで役立つ車種の見極め方

  • 中古車選び

こんにちは、CARさっぽろです!

 

中古車を選ぶとき、ついつい値段重視で選んでしまいがちな方も多いと思いますが、購入した後「思ったより不便だな……」と感じた経験はありませんか?

実は、車は人間の用途に合わせて進化を続けてきた歴史があるため、車の車種は想定されている使い方によって大きく異なっているのです。

 

そのことを知らない・わからない状況で車を購入してしまうと、不便を感じる機会が多くなるおそれがあります。

この記事では、車の車種がよくわからないまま中古車を購入した経験がある方向けに、中古車選びで役立つ車種の見極め方について解説します。

 

車の車種がよくわからない人でも無難に扱えるもの

一口に車種といっても、基本的な形状から、その形状から派生したものまで、様々な車種が存在します。

そのため、とりあえず「車を通勤や移動に使えればいい」と割り切れるのであれば、次のようなタイプの車を中心に選ぶとよいでしょう。

車種 特徴・用途など
軽自動車(スポーツタイプを除く) ●4人乗りで、5ドア形状のものが多い
●自動車税などの各種税金が安く、燃費が良い車も多い
●ボディサイズが小さいため、狭い道も走りやすい
●後部座席を折り畳むことで荷室を広くできる
コンパクト/ハッチバック ●5人乗りで、5ドアもしくは3ドアのものが見られる
●ボディは小さめだが、普通車であるため軽自動車に比べて馬力がある
●後部座席を折り畳むことで荷室を広くできる
セダン ●5人乗りで4ドア、後ろのトランクは独立して設けられている
●運転時の安定性が高く、安全性や乗降性にも優れる

長距離を運転することが多い場合や、走行時の安定性を重視する場合は、コンパクトタイプ・セダンタイプを選ぶのが無難です。

逆に、高速道路はあまり走らず、国道・道道などの「下道」を中心に走る場合は、軽自動車もおすすめです。

 

車の車種がよくわからないよりは、知っておいた方が便利に使えるもの

コンパクトやセダン、軽自動車は、デザインに大きな差があっても、形状自体が極端に変わることはありません。

多くの人が「車」と聞いて連想するような形状をしているものが多いため、その点では探しやすい・選びやすい車種といえるかもしれません。

 

しかし、次にご紹介する車種に関しては、用途を知っておいた方がより便利に使えます。

車種 特徴・用途など
ステーションワゴン ●セダンの派生モデルで、5人乗り、5ドアの形状だが、セダンと違い荷室の仕切りがない
●セダンよりも荷室を広くしているものが多く、セダンよりも多くの荷物を積める
●車高はセダンとほぼ変わらないため、積載性と走行性能を両立できる
SUV ●正式名称は「Sport Utility Vehicle」で、アウトドアに適した積載性の高いオフロードカーのことをいう
●5~7人乗り、5ドアの形状で、車体が大きめで角ばった印象を受けるものが多い
●砂利道・雪道などを走行する想定で作られているが、乗り心地や静粛性にも配慮されている
ミニバン ●ワゴンタイプの自動車の中で「3列シート」のものを指すことが多い
●5~8人と乗車できる人数が多めで、家族や複数人の友達を乗せて移動する場合に使い勝手がよい
●シートアレンジで荷室を広くすることにより、車中泊などにも対応できる
ワンボックス ●ボンネットが出っ張っておらず、乗員の居住性に優れた車種
●エンジンルーム、居室、荷室が1つにまとまっているため「ワンボックス(1BOX)」と呼ばれる
●普通自動車免許で最大10人まで乗せられるが、後部座席をなくして荷物を積むのに特化したタイプもあり、用途に応じて選ぶ必要がある

上記の車種の中では、近年SUVの人気が高まっていますが、大きな理由として「多様なユーザーニーズを満たしている」ことがあげられます。

悪路走破性に優れつつも荷物をたくさん積み込め、長時間のドライブでも疲れにくいシートが採用されている車も多く、サイズの大きさから万一の際の安心感を求めて購入する人も一定数存在しています。

 

車の車種がよくわからないまま購入すると後悔するもの

次にご紹介する車種は、車種の特性をよく知らないまま購入すると、後悔する可能性があります。

車種 特徴・用途など
スポーツカー ●軽快な走りが魅力で、運転そのものを楽しむための車が該当する
●コンパクトに近い形状をしているものから、車高が低く走りに特化した形状のものまで存在し、中には普段の使い勝手を度外視した車もある
●燃料がハイオク必須のケースもあり、経済的とはいえないため、一般的な自動車に求めるメリットを期待しない覚悟が求められる
オープンカー ●車の屋根を開けて走ることができ、夏場などで晴れている日は爽快感を得られる
●スポーツカーとして分類される車もあり、走行性能も高いものが多い
●車種によっては、トランクの容量が限られている、乗員が2名に限定されているなどのデメリットもある
クロスカントリー4WD ●「クロカン」と略されることもあり、頑丈なラダーフレームを採用しているのが特徴の一つ
●頑丈な車体で悪路走破性に優れ、未舗装の道路などオフロード走行を想定している
●地上高が高い車の場合、立体駐車場に駐車できないなどのデメリットがある
商用車 ●主に商品や荷物を積載する想定で利用する車両(4ナンバー)
●積載性や走行性に優れるモデルも多いが、普通車の場合は車検が毎年あるため、スケジュールを調整しなければならない
●後部座席の居住性が乗用車に比べて低いものもある

これらの車種は、車の用途が明確に定まっている、自分の趣味・嗜好から車を選ぶなどの理由がないと、購入してから不便を感じる場面が多くなるでしょう。

特に、スポーツカーやオープンカーに乗る場合、買い物など普段の使い勝手をある程度犠牲にしなければならないケースが多いため、購入前には慎重に検討しましょう。

 

まとめ

中古車を選ぶ際は、目的に合った車種を選ばないと、毎日のドライブがストレスになってしまうおそれがあります。

仮に「とりあえず走れば問題ない」と考えていたとしても、どのくらいの距離、どのような道を走るのかによって、適切な車は変わってきます。

 

一般的に人気とされる車種が、必ずしも自分の希望を満たすとは限らないため、周囲の意見に惑わされないよう注意しましょう。

自分に合った車種を見つけるためには、車に乗る理由をいったん一通りノートなどに書き出してみて、特に優先すべきポイントを決めてから選ぶことをおすすめします。