「フォグランプ」ってどこにあるの?表示マークや点灯方法も解説
- 雑学
こんにちは、CARさっぽろです!
夜間や視界の悪い日、多くのドライバーが点灯しているのはヘッドライト(前照灯)ですが、車によっては「フォグランプ」が装着されているものもあります。
フォグランプは日本語に訳すと「霧灯(むとう)」となり、霧で見えにくい路面を明るく照らしつつ、自車の存在を他の車に知らせる効果が期待できるライトです。
しかし、基本装備としてフォグランプが備わっていない車も多いことから、そもそもフォグランプがどこにあるのか、どうやって点灯させればよいのか、分からない方は意外と多いかもしれません。
この記事では、フォグランプの役割や位置、運転席の表示マーク、点灯方法などを解説します。
フォグランプは車のどこに付いているのか
フォグランプ(フロントフォグランプ)は、車の前方に装着されており、多くの車ではヘッドライトの下に付いています。
また、車の後方に装着されているフォグランプは「リアフォグランプ(バックフォグランプ)」といいます。
フォグランプとリアフォグランプは、それぞれ色や役割が以下の通り異なります。
ランプの種類 | 色 | 役割 |
---|---|---|
フォグランプ | 白、または淡黄色 | ●悪天候時に光の乱反射を防ぎ、車の左右を照らす ●対向車に自車の存在をアピールする |
リアフォグランプ | 赤色 | 悪天候時に自社の存在を後続車に示し、追突事故を予防する |
北海道など寒冷地で運転する場合、霧が濃い日だけでなく、吹雪の日などもフォグランプが重宝するでしょう。
フォグランプの装着は義務ではない
フォグランプは、法令で装着が義務付けられていないパーツです。
道路運送車両の保安基準第33条に「自動車の前面には、前部霧灯を備えることができる」という記載はありますが、フォグランプ自体の装着義務に関する記載は見られません。
よって、普段の運転で必要性を感じなければ、オプションとして取り付けたり、後付けしたりする必要はありません。
ただ、フォグランプがあることによって、対向車や後続車が自車の存在を把握しやすくなるため、フォグランプが備わっていない車に比べて事故に遭うリスクは低くなるものと予想されます。
フォグランプを装着した場合は車検に注意
後付けでフォグランプを装着したとしても、いったんフォグランプを装着したら、保安基準を満たしていないと車検に通らないおそれがあります。
例えば、フォグランプの色が青色や緑色だったり、設置位置が地上250~800mmの間に収まっていなかったりすると、車検には通りません。
ドレスアップ目的でフォグランプを装着したい場合でも、保安基準に合致するものを選びましょう。
フォグランプの表示マークはどこに表示される?
フォグランプを点けると、運転席のメーターパネルに特定のマークが表示されます。
以下、フォグランプ・リアフォグランプそれぞれのマークについてご紹介します。
フォグランプの表示マーク
メーターパネルに表示されるフォグランプのマークは、「ライトを模した餃子型の図形」が右側、「縦の波線に斜線が3本引かれている図形」が左側に配置されているものです。
これは、ライトが地面を照らすよう、斜め下を向いている状態を示すものです。
マーク点灯時の色は車種にもよりますが、緑色のものが多く見られます。
リアフォグランプの表示マーク
メーターパネルに表示されるリアフォグランプのマークは、フォグランプと逆の向きで「ライトを模した餃子型の図形」が左側、「縦の波線に斜線が3本引かれている図形」が右側に配置されているものです。
こちらも、マーク点灯時の色は車種によって異なり、オレンジ色などフォグランプとは別の色が設定されている車種が見られます。
また、古い年式の車の場合、そもそもマークが表示されないケースもあります。
フォグランプの点灯方法|スイッチはどこ?
フォグランプが備わっている車に乗っていても、普段フォグランプを使う機会がないと、どこにスイッチがあるのか分からない方は多いかもしれません。
万一に備えて点灯方法を覚えておくと、悪天候時の運転がスムーズになるはずです。
フォグランプボタンを押す
フォグランプの表示マークが印刷されているボタンがある場合は、そのボタンを押してフォグランプを点灯させます。
運転席右側などにボタンが配置されている場合が多く、中古車を購入した際、フォグランプの存在を知らないまま運転しているドライバーは多いかもしれません。
ボタンを押すと、点灯中はボタン上部にランプが点くため、スイッチのON・OFFが分かりやすいでしょう。
ウインカーレバーを操作する
フォグランプボタンがない車種の場合、ウインカーレバーの内側にあるダイヤルを回して、フォグランプを点灯させます。
ヘッドライトを点けた状態で、フォグランプの表示マーク位置までダイヤルを回すと、フォグランプが点灯する仕組みです。
その上にリアフォグランプの表示マークがある車種の場合、フォグランプの位置からさらに先へダイヤルを回すことで、リアフォグランプも点灯します。
まとめ
フォグランプ・リアフォグランプは、車種によっては取り付けられていないことも多いライトですが、使い方を知っておくと運転が楽になります。
フォグランプが備わっている車に乗りたい場合、新車購入時にオプションを選んだり、後で取り付けたりするほか、すでにフォグランプが装着されている中古車を選ぶ方法もあります。
悪天候時、周囲の車に自車の存在をアピールできるため、山道・冬道を走る機会が多いドライバーにとっては、フォグランプがあると心強いでしょう。
特に、吹雪や濃霧といった視界不良の状況においては、その効果を実感できるはずです。
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