中古車の車庫証明について知りたい!北海道版
- お役立ち
- 北海道
こんにちは CARさっぽろです!
車を取得したときや車の保管場所を変更したときに必要になる、「車庫証明」です。
そんな車庫証明ですが、実際のところどのように取得したらよいのか、イマイチはっきりわからない、という人も多いのではないでしょうか。
都道府県によって車庫証明にかかる金額が若干違ったり、地域によっては車庫証明の有無が異なる場合もあります。
北海道ではどうでしょうか??
今回はそんな「車庫証明」について、ご紹介します。
北海道の車庫証明に必要な費用とは?
北海道では
・保管場所証明書交付申請手数料(申請時に支払う): 2,200円
・保管場所標章交付手数料(標章交付時に支払う):550円
がかかります。
軽自動車は標章交付手数料のみとなります。
納付は北海道収入印紙で行うため、現金のみの対応となり、クレジットカードは使用できません。
転居をしたときやご自身の車に変更があったときは、車庫証明が必要だと気付きやすいのですが、月極駐車場の変更など「保管場所が変更になったとき」に変更手続きを怠れば、虚偽報告の対象になります。「変更から15日以内に」、忘れずに申請しましょう。
車庫証明に必要な書類は何?
実際に車庫証明を申請するためには次の書類を用意します。
1.自動車保管場所証明申請書 2通
2.保管場所標章交付申請書 2通
3.保管場所の所在図・配置図 1通
4.保管場所使用権原書面(自認書)1通
5.保管場所使用承諾証明書 1通
4の自認書は「自宅にきちんと駐車スペースが用意できる」場合に提出し、
5の使用承諾証明書は月極駐車場やマンションの駐車スペースなどを使用する場合に用意します。また、使用承諾証明書の交付が難しい場合は、土地の賃貸契約書や月極駐車場の領収書でも代用が可能です。
自宅ではあるものの土地名義が親、車名義が子である場合は「使用承諾証明書」を用意することになります。(自認書はあくまで自分で証明=土地と車の所有者が同一名義であることを証明する書類です。)
これらの書類様式は、北海道警察のホームページからもダウンロードできます。
ただし、印刷した書類は複写ではないため、自筆で複数枚に記載する必要があります。
届け出前に訪問可能であれば、管轄警察署で複写式の申請書を受け取るのもよいでしょう。
(上記の1と2で1組になる、4枚複写式の申請書があります)
自分で印刷する場合は、感熱紙や特別な紙ではなく一般的なA4サイズの上質紙または再生紙に印刷し、筆記具も消せるボールペンではなく、一般的なボールペンを使用しましょう。
保管場所として認められる場所とは?
保管場所として申請可能な場所は次の通りです。
・当該自動車の使用の本拠の位置との距離が2キロメートルを超えないこと。
・当該自動車を支障なく出入りさせ、かつ、その全体を収容できること。
・当該自動車の保有者が、当該自動車の保管場所として使用する権原を有すること。
(北海道警察HPより)
原則的に、自宅から2キロ以上先にある月極駐車場を保管場所として申請することはできません。自動車の保管場所は、ご自身名義の土地であるか、もしくは土地の所有者から借り受けることのできる証明書などが必要になります。
完成した書類はどこに出すの?
完成した書類は、ご自身の車の「保管場所」を管轄する警察署に提出します。
ここで気を付けたいのは「自宅」ではなく「保管場所」の管轄だという点です。
原則自宅のある地域から2km以内と決まっているため、多くの方が自宅と保管場所の管轄は一緒になりますが、区境に住んでいる場合「所在地は隣の区でも2km以内に保管場所がある」、というケースも考えられますので、よく確認しましょう。
こちらのページでご確認ください。
警察署の所在地・電話番号
車庫証明はなぜ必要?
自動車を取得する際に必要となるのが、「自動車保管場所証明申請書(通称:車庫証明)」です。
以下のような場合に申請が必要になります。
1. 新車・中古車を購入することとなったとき
2. 保管場所を変更したとき
3. 住所・氏名等を変更したとき
4. 車を買い替えたとき
自動車の保管場所をしっかり確保せずに自由に自動車を取得できるようになると、路上駐車が横行し、ほかの車の安全な走行の妨げになったり、自身の車を安全に保管することが難しくなります。
このような状況を避けるために、「自動車の保管場所の確保等に関する法律」により、自動車の保管場所を明確にし、許可を得た車であることを証明するステッカー状の標章を交付、原則、車の後方に貼り付けることとなりました。
ここでいう「車庫証明」の申請は自家用車に対し、義務が発生します。
事業用自動車(運送業のトラックやタクシーといった「緑ナンバー車」)であれば別の届け出が必要となります。
車庫証明を申請してから交付されるまでの期間は?
車庫証明は、車のナンバー交付時にも必要となるため、納車される前に申請を行い、標章を交付されている必要があります。
おおむね2日から最大7日間(土日祝を除く)かかりますので、期間には余裕をもって申請しましょう。
なお、車庫証明を取得しないまま自家用車を取得し、そのままにしてしまった場合や本当は保管場所がないにもかかわらず虚偽の申告をした場合は、内容により処罰の対象(3か月以下の懲役または20万以下の罰金)となります。
また、一部車庫証明の必要がない地域も存在します。(山間部などの過疎地域が中心)
さらに軽自動車であっても都市部では車庫証明が必用な地域があります。
ご自身が対象かどうかは管轄する警察署で確認するのが良いでしょう。
まとめ
申請にかかる時間や手間を割けない場合は行政書士に提出代行を依頼することでスムーズに届け出をすることが可能です。行政書士に依頼する相場は1万から2万円以内です。
期間に余裕があり、自分で対応可能な場合は、申請手数料だけで済ませることができます。どちらが自分に合っているかを検討して見るのが得策です。
・車庫証明は車の保管場所を確保し、安全に運転、保管するためには必要な制度
・書類の提出は管轄の警察署に提出する
・保管場所の要件や書類の記載方法は細かに決まっているので、それぞれ漏れなく確認を。