トップページ > CARさっぽろジャーナル > 「最近車の燃費悪いな…」と思ったら注意すべき3つのポイント

「最近車の燃費悪いな…」と思ったら注意すべき3つのポイント

  • 車メンテナンス

こんにちは、CARさっぽろです!

 

ガソリンスタンドで給油したとき、車のディスプレイに表示される燃費計の数字を見たときなど、時々「最近どうも燃費悪いな…」と感じる瞬間、ありませんか?

 

一般的に、燃費は「燃料1Lあたり何km走れるか」を基準に計算され、本来燃費は常に変動するものです。

 

しかし、普段と同じ場所を同じドライバーが運転しているにもかかわらず、あからさまに燃費が悪くなっているようであれば、それは車に何らかの問題が生じている可能性があります。

 

そこで、この記事では、愛車の燃費が最近悪くなったと感じた際に注意して欲しい「3つのポイント」をご紹介します!

 

「車の燃費悪い」ポイント①:コンディション悪化

いくらドライバーのドライビングテクニックが優秀であっても、車自体のコンディションが悪いと、燃費が悪くなるおそれがあります。

車のコンディションをはかるポイントとしては、次のようなものがあげられます。

 

  • エンジンオイルの状態
  • タイヤの空気圧
  • アイドリングの状態
  • ブレーキの効き など

 

エンジンオイルは、エンジンのみならず車をスムーズに動かす上で不可欠な「潤滑油」です。

その役割は多様で、エンジンのパワーロスを抑える作用のほか、エンジンの冷却や清浄化・防錆などにも貢献しています。

 

本来、普通車であれば走行距離3,000~5,000km、もしくは3~6ヶ月以内にエンジンオイルの交換が必要とされますが、忙しさにかまけて交換をしないでいると、どんどんエンジン周辺の動きが悪くなります。

その結果、燃費が悪くなるだけでなく、エンジンの寿命が縮んでしまうことにもつながります。

 

タイヤの空気圧も同様で、車によって適切な空気圧というものが存在しており、ガソリンスタンドなどで手軽に確認・空気注入ができます。

空気圧チェックを怠ると、タイヤのスムーズな回転が妨げられるため、その分燃費が悪くなります。

 

停車時のアイドリングが不安定になっている場合は、エンジンのパフォーマンスが悪くなって、その分アクセルを踏む機会が増える可能性があります。

また、オートマチック車でクリープ減少が弱いと感じられる場合、ブレーキが「効いた状態のまま」になっているケースが考えられ、こちらもメンテナンスが必要です。

 

「車の燃費悪い」ポイント②:故障

「原因はよく分からないけど燃費悪い…」と感じた際は、愛車のコンディションの改善に加えて、特定の部品等が故障している可能性も考慮しましょう。

近年では燃料カットを制御するセンサーを搭載する車も増えてきており、こちらが故障すると燃費の悪化につながります。

 

もし、愛車のアクセルペダルを踏んで加速してから足を離した際、マフラーの方から「パン!」と破裂音が聞こえたら、燃料系センサーに何らかの異常が生じているケースが考えられます。

音が聞こえたら、早めに車を購入したディーラーや整備工場などで点検してもらいましょう。

 

次に注意したいのが燃料・オイルの漏れで、何らかの理由で車体下の給油タンク等に傷が付いてしまった場合、燃料やオイルが漏れることがあります。

他には、車の運転に不可欠な「デフ(デファレンシャルギア)」という装置を動かす際のオイルが漏れていて、それに気付かず運転してしまうケースなどが考えられます。

 

給油タンクの場合はガソリン臭などで気付くこともありますが、デフオイルは漏れに気付きにくく、それ自体が燃費に影響しているかどうかも判断しにくい傾向にあります。

普段から車の下部をチェックして、にじみや液体の漏れなどを気にするようにすると、異常に気付きやすいでしょう。

 

「車の燃費悪い」ポイント③:季節

北海道などの寒冷地にお住まいの方はもちろん、夏場でも季節が燃費に影響を及ぼすことを知っておきましょう。

 

例えば、冬の寒い時期には「暖機運転」を心がけるドライバーが多いかもしれませんが、最近のガソリン車は暖機運転が不要な設計となっているため、車に付着した雪を落としたらすぐに運転することが推奨されています。5分間の暖機運転でおよそ160ccの燃料を消費するおそれがあるため、できるだけアイドリングの時間を短くすることが大切です。

 

一方、夏場は過度なエアコンの使用が燃費に大きく影響します。特に、炎天下で駐車していた車内を急速に冷やすためにエアコンを最大出力で使用すると、燃料消費が急激に増加します。エアコンの設定温度を少し高めにする、または車内の空気を循環させることで燃費の悪化を抑えることができます。

 

季節により燃費が変動することは避けられませんが、冬場の暖機運転や雪道での走行、夏場のエアコンの使い方など、季節特有の対策を講じることで、燃費の低下を最小限に抑えることが可能です。

 

まとめ

車の燃費が悪くなる原因として、車のコンディションや故障のほか、季節要因も無視できません。日頃から燃費の向上を意識することや、車の状態をチェックすることが重要です。燃費の変動が気になる場合は、最寄りの整備工場で点検をお願いすることもおすすめします。

 

特に北海道、札幌のような寒冷地にお住まいの方は、冬場の暖機運転の時間や冬道走行にも注意が必要です。また、夏場においてもエアコンの使用方法を見直し、燃費の改善を図りましょう。